点検概要
アンカーは維持管理が必要な構造物ではないかと考えられるようになり、2002年から施工後の実態調査が始まるとともに、健全性診断・補強方法に関する研究が開始され、結果2008年(H20)にマニュアルで維持管理の必要性がまとめられた(土木研究所との共同研究)。 なぜ点検が必要であるかと言うと、現在のアンカー部材は、防錆されているものの、メンテナンスしないと確実に錆が進行する製品です。アンカーは錆びない部材で構成されているのではなく、錆びないために工夫がなされている製品です。そのため点検を行って、錆が進行する前に発見し、対処する必要があります。 点検については、下図の書式を用いて実行します。
アンカーはなぜ錆びるのか
水密性が確保されていないと、アンカーキャップ内に水が侵入し、防錆油が流出してしまうため、金属部材であるアンカーヘッド、クサビ(赤色着色部)は錆が進行する。
アンカー補修の実例
いつ調査・補修すべきか?
防錆油が流出している例