調査概要
調査については、予備調査と初期調査、健全性調査があります。点検から調査、対策までは以下のフローが基本となります。
調査内容
予備調査、初期調査、健全性調査の各調査目的の項目詳細
予備調査
【予備調査については、以下の項目が調査目的となる】
・点検、健全性調査等の維持管理に必要となるデータ・資料等を整理する。
・既存関係資料等の収集により行い、必要に応じて現地踏査により確認を行う。
・予備調査結果に基づき、維持管理用カルテを作成する。
・調査結果は電子データで整理・保存する。
初期調査
【初期調査については、以下の項目が調査目的となる】
・旧タイプアンカーおよび変状履歴のあるアンカーに対して実施する。
・アンカーおよび構造物・斜面の諸元、頭部の状態、受圧板の状態、構造物や斜面の状態について調査を行う。
・対象とするアンカー全数について調査するのが望ましい。
・調査結果は、調査台帳に記録・保存し、点検において利用する。
健全性調査
【健全性調査については、以下の項目が調査目的となる】
①-1頭部詳細調査(頭部周辺の錆):目視および頭部露出による調査
①-2頭部詳細調査(防錆油のチェック):目視および頭部露出による調査
②リフトオフ試験:残存引張り力の確認
③頭部背面調査:背面を露出させての調査
④維持性能確認試験:性能確認のための多サイクル試験
⑤モニタリング:ロードセル等の荷重計を利用